こんにちは、まーくんです。
今回は総合型選抜・学校推薦型選抜で多くの大学が課している
『志望理由書』を書く際のポイントや注意点を解説していこうと思います。
【大前提】 聞かれていることに答える。
一概に『志望理由書』といっても、大学側から聞かれることは様々です。
必ず大学側から聞かれていることに答えられている文章を作りましょう。
ここからはよく聞かれる質問についてです。
よくある質問① 『なぜ○○大学を志望したのですか?』
はい、一番多い質問です。俗にいう『志望動機』というものです。
偏差値とか立地とか、そういった“本音”を書きたい気持ちは分かりますが、当然それではダメです。
自分のやりたいこととその大学で学べる事がマッチしており、『この大学でしか学べない』と相手に思わせることが非常に重要です。
切り口は様々ありますが、この質問にはポイントがあります。
まず、大学のホームページは必ず確認してください。
その大学が取り組んでいることや、力を入れていることがわかると思います。
そのような環境で学びたいということを強くアピールするのです。
その際に、自分の境遇や「なぜそのようなことを学びたいと思うようになったのか」といった観点に触れると、思いが伝わりやすくなります。
また、他大学の取り組みを見てみるのも参考になると思います。
自分の志望大学と同じような取り組みを他大学がやっているとすれば、
『そっちにいけばよくない?』『うちの大学である必要ないよね。』となるからです。
自分が採用する側になったとして、客観的に自分を見つめてみてください。
よくある質問② 『なぜこの分野を学びたいと思ったのですか?』
この質問については、自分の今までの経験が大事になってきます。
この質問に対する明確な答えはありません。答えは自分の中にあります。
その気持ちを正直書いてもらって大丈夫です。
また、今後の展望も書くとよいと思います。
この分野を学んだあなたが、今後どのような活躍をしてくれるのかが気になるわけです。
しかしその展望は、自分よがりではなく、社会・企業にどのように貢献するのかを訴えるべきです。
あくまで人材として、自分を捉えてください。
よくある質問③ 『高校時代に力を入れて取り組んだことは?』
はい、この質問も非常に多いですね。
極論を言うと、別にあなたがどんな高校時代を過ごしたかなんてどうでもいいんです。
大学側が知りたいのは、
『この人は、どのようなことに挑戦し、どのような挫折を味わったのか。』
『その挫折をどのように乗り越え、どのように成長したのか』ということです。
たまに自慢話をたらたらと書き連ねる人がいますが、別に結果に興味はありません。
あなたがその結果を出すまでの過程に興味があります。
血が滲むような努力をしたのならば、それが伝わるように詳細に書いてください。
あなたの経験は、あなたにしか書けないのですから。
【結論】答えはあなたの中にある。
『志望理由書』に関しては、これといった答えは存在しません。(間違いは存在します。)
あなたが、今までの経験を絞り出して、伝えることが求められます。
そのうえで、志望大学についてしっかりと調べ、『この大学でないといけない理由』をしっかりと伝えるべきです。
志望理由書がある入試の多くには面接入試もあると思います。
面接の中でも想いが伝えられるように、今のうちからしっかりと準備しておきましょう!
高1・2年生に伝えたい、早い段階からできること。
この記事は、高校3年生に向けて書いたものですが、高1・2年生にも伝えたいことがあります。
なぜなら、総合型選抜・学校推薦型選抜には『受験資格』というものがあるからです。
代表的なものが『学校での成績』『英検やTOEICなどの資格取得』などです。
自分の志望校にはそういったものがないか今一度確認してみてください。
学校の成績は、とにかく提出物や定期テストを頑張ってください。
資格系ですが、英語系の試験を受けてみることがおすすめです。
英検は、準2級以上、上位大学になれば準1級以上というところもあります。
また、TOEICスコアを基準としている大学もあります。
英語の参考書で有名な関正生先生が、自身のYouTubeチャンネルの中で、
『最近の共通テストはTOEICの試験に寄せてきている傾向にある。』
ということを話されていました。
多くの人が受けるであろう共通テスト、
その中でも、英語に限っては、文章量が多く、高得点をとるのは非常に難しいです。
そんな共通テストに対しての対策にもなるTOEICは受けてみる価値があると思います。
ということで、高1・2年生からでもやれることはあります。
大切なことは、様々なことにチャレンジしてみることです。
結果が出なくても、それがあなたにとって大事な経験・財産になります。
頑張ってください。ありがとうございました。