こんにちは、まーくんです。
このページでは、国公立大学薬学部の総合型選抜についてまとめていきます。
近年では、国公立大学でも積極的に総合型選抜を実施しようという動きがあり、「国公立に行きたいけど点が取れない…」なんて不安に感じている受験性にとって一筋の光となるかもしれません。
最初に注意点ですが、このページは『総合型選抜がまとまっているページがあったらいいな』という要望を叶えるべく作っています。
各大学の詳細情報については、必ず募集要項等をチェックするようにしてください。
それでは、紹介していきます。
薬学部がある国公立大学
まず、薬学部のある国公立大学を紹介します。 ※薬学部の偏差値ランキング【引用:ベネッセ】
- 東京大学(理科一類)
- 東京大学(理科二類)
- 京都大学(薬学部)
- 北海道大学(薬学部)
- 金沢大学(医薬保健学域)
- 大阪大学(薬学部)
- 名古屋市立大学(薬学部)
- 千葉大学(薬学部)
- 九州大学(薬学部)
- 東北大学(薬学部)
- 岐阜薬科大学(薬学部)
- 静岡県立大学(薬学部)
- 山陽小野田市立山口東京理科大学(薬学部)
- 広島大学(薬学部)
- 徳島大学(薬学部)
- 和歌山県立医科大学(薬学部)
- 北海道大学(総合入試理系)
- 富山大学(薬学部)
- 岡山大学(薬学部)
- 熊本大学(薬学部)
- 長崎大学(薬学部)
- 金沢大学(理系一括入試)
一般入試で合格しようと思ったら、偏差値でいうと最低でも60近く必要です。
もちろん国公立大学を諦めて私立大学に進学するという道もありますが、金銭面でも学歴的にも、やはり国公立大学に進学したいと考える受験生も少なくないのではないでしょうか。
そんな受験生におすすめなのが、本日紹介する『総合型選抜』です。
もちろん目指す壁は高いですが、学力以外の面で勝負できることもあるので、一度は検討しておきたいところです。
総合型入試を導入している国公立大学薬学部
京都大学
京都大学の薬学部では、薬科学科・薬学科それぞれで総合型選抜が実施されます。
定員はそれぞれ3名ずつ。出願期間は2024年11月1日(金)~8日(金)です。
一次選抜は、書類審査です。
二次選抜は、論文と面接です。配点はそれぞれ200点ずつで計400点です。
共通テスト950点中(情報のみ50点)概ね8割以上の者で、第2次選考の成績上位順に決定するとのことでした。
金沢大学
金沢大学の医薬保健学域では、薬学類・高大院接続入試が実施されます。(名称は総合型入試ではありませんが、成績基準等はないため、紹介します。)
定員は10名。出願期間は2025年1月20日(月)~24日(金)です。
一次選抜は、共通テストと書類選考です。科目と配点は以下の通り。
【国語100点 地歴公民100点 数学300点 理科200点 外国語300点 情報100点 計1100点】
二次選抜は、小論文と口述試験です。2月10日(月)に実施されます。
東北大学
東北大学の薬学部では、AO入試Ⅲ期が実施されます。
定員は24名。出願期間は2025年1月21日(火)~24日(金)です。
志願者数が募集人員を上回る場合のみ、第1次選考(共通テスト)が実施されます。
【国語200点 地歴公民100点 数学600点 理科600点 外国語400点 情報50点 計1950点】
最終選抜は、面接試験です。2月10日(月)に実施されます。
山陽小野田市立山口東京理科大学
山陽小野田市立山口東京理科大学の薬学部薬学科では、総合型選抜が実施されます。
定員は8名。出願期間は2024年12月16日(月)~23日(月)です。
一次選抜は、共通テストです。科目と配点は以下の通り。
【国語100点 地歴公民100点 数学200点 理科200点 外国語200点 情報25点 計825点】
二次選抜は、面接です。2月9日(日)に実施されます。
広島大学
広島大学の薬学部では、薬学科・薬科学科それぞれで総合型選抜が実施されます。
定員は薬学科で5名、薬科学科2名です。出願期間は2024年10月2日(水)~7日(月)です。
一次選抜は、書類審査です。(120点満点)
二次選抜は、面接(160点満点)及び英検等の等級・スコアを点数化したもの(20点満点)の合計点で判定されます。面接は、11月22日(金)に実施されます。
また、共通テストの以下の科目の合計点が540点以上でないと最終合格者になれません。
【数学200点 理科300点 外国語200点 計700点】
富山大学
富山大学の薬学部では、総合型選抜が実施されます。
定員は、「研究者養成枠」で10名、「地域枠(富山県内の高校)」で10名です。
出願期間は2024年11月1日(金)~8日(金)です。
一次選抜は、書類審査(25点)と、小論文及び適性検査(50点)です。(75点満点)11月21日(木)に実施されます。
最終選抜は、面接(100点)及びプレゼンテーション(50点)です。一次選抜の点数との合計して225点満点で判定されます。12月14日(土)に実施されます。
岡山大学
岡山大学の薬学部では、薬学科(6年制)・創薬科学科(4年制)それぞれで総合型選抜が実施されます。
定員は薬学科で9名、創薬科学科6名の計15名です。
出願期間は2024年11月1日(金)~8日(金)です。
小論文(200点)、面接(200点)及び共通テスト(850点)の合計点(1250点満点)で判定されます。
【国語100点 地歴公民100点 数学200点 理科200点 外国語200点 情報50点 計850点】
小論文と面接は、2024年11月30日(土)に実施されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。薬学部の入試はどの入試も難易度が高く、合格することは容易なことではありません。
一般入試と変わらず、ほとんどの薬学部総合型入試でも『共通テスト』が必要になってきます。
もちろん、全教科満遍なく点が取れることが理想ではありますが、そう簡単にはいきません。
中には、「理系教科は取れるけど、文系教科は…」という人もいるでしょう。
そんな人は、【東北大学の薬学部総合型入試】に挑戦してみてはいかがでしょうか。
定員が24名と多く、数学理科に高い倍率が掛けられています。ぜひ一度検討してみてください。
また、「どの教科も共通テスト取れないよ…」という方へ。諦めるのはまだ早い。
【富山大学の薬学部総合型入試】はいかがでしょうか。こちらは、共通テストがありません。
富山県の方は『地域枠』で、富山県以外の方は『研究者養成枠』にチャレンジしてみてください。
何度も申し上げているように、国公立大学の薬学部に合格することは容易なことではありません。
そんな中でも、『なんとしても薬学部に合格したい!』という熱い想いを消さずに、自分のできる限りのことに挑戦してみてください。
皆さんの挑戦を、心より応援しています。